つるバラの誘引と剪定の意味
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つるバラにおいて『剪定と誘引』は必要不可欠な大切な関係です。
理由は、この作業を行う時期が一緒なことと花を沢山咲かせる為の準備作業だからです。
では、『剪定と誘引』を1つずつ分解した時どういった意味を果たすのでしょうか?
- まずは、剪定における意味とはなんですか?
それは、剪定をすることで、風通しを良くし病気や害虫からバラを守る為に行う為とそれと、無駄な枝や古くなった枝を切り落とし次の成長をする為に行う為にします。
これは剪定の大事な役目です。
- そして、次に誘引の役割は何なのでしょうか?
つるバラの性質上、多くの花を咲かせる為の準備をするのが誘引作業です。
僕は、数年バラの誘引と剪定を行ってきましたが、実際の話、本当に正しいのか毎年試行錯誤しながら作業を行ってます。
それでも、やっては行けないことや決まり事はちゃんと守って行っています。
ここでは、剪定と誘引を行う上で、僕が実際行っいる決まりごとやポイントをお伝えしたいと思います。
このポイントを守り沢山の花を咲かせる為の準備をしておきましょう。
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剪定と誘引に使用する道具について
どの作業を行う時も保護具を着用して作業をすることがいいのですが、特に剪定や誘引については、保護具を使用することをお奨めいたします。
それは、実際に剪定作業中にバラのとげで手を引っかいて怪我をしたり、誘引している時に、枝が弓矢のようになる為、枝を上手くフェンスに止めきれない時に、枝が顔に飛んで来たりとなかなか危険な作業です。
ですので、僕は、剪定と誘引作業時には保護具を着用して作業を行っています。
ここで、剪定と誘引に使用する道具と資材についてご紹介いたします。
①ゴム製の手袋また皮手
②保護メガネ
③剪定ハサミ
④太い枝を切る為ののこぎり
⑤選定した後の切り口を保護する切り口ボンド材
⑥誘引に使用する麻紐またはビニテ
以上これが最低必要な道具と資材になります。
もしも、高い場所での作業になるのであれば、脚立も準備をしておきましょう。
誘引と剪定する時期
バラによって剪定時期がことなりますが、つるバラは、開花した後の弱剪定と冬の休眠期に行う強剪定と2つ行うのが基本です。
また、誘引作業は強剪定時に一緒に行います。
弱剪定の時期は、開花した後で花だけを剪定します。
そこでポイントです
ポイントは花が枯れてから剪定するのではなく、ちょっともったいない気もしますが、花が綺麗な状態で剪定しちゃってください。
バラは、開花で非常に多くの栄養を使い果たします。
その為、開花後そのまま枯れるまでほっとくのではなく、無駄な養分を取られる前に花を剪定してしまいます。
これが1回目の剪定です。
そして、2回目の剪定時期は12月~2月の時期です。これが、強剪定といい、つるバラ剪定の本番です。
これ以外の時期に剪定をしないで下さい。つるバラの成長どころか枯れる原因になるからです。
そして冬の剪定時期と一緒に行うのが誘引作業です。
どうして誘引をこの時期に行うかというと、冬はバラが休眠時期に入るからです。
また、春になってしまうと新芽が誘引で芽を傷めてしまうので、それを防止する為に春の前の冬の時期に行います。
因みに僕の場合は12月に行います。
12月、1月、2月と3か月間ありますが何故12月なのかというと
①僕がせっかちということ。
②年内中にきっちり仕事を終えて終わりたいこと。
③1月以降は本当に寒いから。
こんなたわいのない理由です。
なんともつまらない理由と思ってるかもしれませんが、なんにせよ12月に行うのは、剪定と誘引の時期としては間違いない時期になります。
つるバラを誘引するための自作フェンスの作り方です。参考までして下さい。
つるバラの剪定方法と誘引のやり方
剪定をする箇所について
バラを剪定する理由は、最初にお話しした通りで
- 風通しを良くする事
- 古い枝は病気にかかってしまうことがある為
- 葉も花付きも悪い枝
- つるバラの剪定はどのようにカットすれば良いのでしょうか?
①細く古い枝、または枯れている枝はカットします。
②葉をすべて取り除きます。黒点病などにかかっている葉は必ず取り除いてしまいましょう。
③新しいシュートの先端をカットします。
④3年以上たって、葉も少なく花も少なくなってきた太い枝は、のこぎりを使用して切り落とします。
以上が剪定する物です。
剪定の方法について
剪定する箇所について説明をしました。
- 今度はどのようにして枝などを剪定するのが良いのでしょうか?
まず、シュートは、先端から5㎝下位までをカットします。
または、鉛筆の太さを下回ったところあたりで剪定するのが基本です。
シュートは、それ以上伸ばしたところで、生長に繋がることはありません。
あえて、先端をカットしシュート自体の枝を太く成長させる為に行う為に剪定します。
そして、細い枝については、枝に2,3芽を残し、3つ目から3cm上を目標にカットします。
出来ればその切り口が斜めになるようにすると良い切り方です。
最後は、古く花が付かなくなった太い枝は、根元からのこぎりで切り落しします。
太い枝を切った切り口からは、病気が感染しないように市販で購入出来る切り口ボンド材で保護しましょう。
誘引のやり方について
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バラの誘引で枝を固定するには、麻紐やビニテを使用して枝を止めます。
アーチに固定するにも、フェンスに固定するにも誘引には決め事があります。
①枝を無理に引っ張ったりしないこと。無理に曲げると枝が折れてしまう為です。
②枝は横に水平にすること。つるバラは、枝の水平部分に花芽を付けるので出来るだけ水平にしてを固定します。
③水平にした枝と枝の間は、だいたい30㎝の間隔で固定します。これは、夏の間、葉を沢山付けた時、狭いと風通しが悪くなって害虫や病気になりやすくなるのを防ぐ為です。
④誘引は、古い枝を下方に設置し新しいシュートは上側に設置します。
バラの剪定と誘引のまとめ
剪定と誘引は、春の開花時期に沢山の花を咲かす為に一番必要な作業だと思います。
もちろん肥料なども大事な工程ですが、剪定と誘引も決められたことをおろそかにすると花付がまったく変わってしまうからです。
これは、この作業を理解せず、適当に行ったことで失敗した時に気付かされたことです。
また、誘引は、想像もしくは妄想して、春になった時のバラが咲くイメージを思って誘引するのも大事だと思います。
『どんな感じで花が咲くのかなー』とか、『誘引してこの曲げたところに花を咲いたなー』など妄想も楽しみ方の1つだと思います。
この妄想は、来春に綺麗なバラをどう咲かせたい為のモチベーションになるはずです!
ここでポイントです
最後に、剪定と誘引作業のポイントのおさらいです。
①剪定は、12月から遅くても2月までに実施し、古い枝と成長が見込めない枝はカットしましょう。
②誘引は、枝を出来るだけ水平にし、しっかりフェンスやアーチに固定しましょう。
以上剪定と誘引についてのポイントのまとめです。
春に花を咲かせるには、真冬の剪定と誘引にかかっています。
皆さんも沢山の花を咲かせる為にポイントをしっかり守り春に沢山のバラを咲かせましょう。
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