芝桜を苗から育てる手順と増やし方

グランドカバーで使うシバサクラ


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芝桜はグランドカバーとして、そして、かわいい花としても人気の植物です。

芝桜という名前の由来は、花びらが桜の花に似ていて、芝草に花が咲いているように見えることで芝桜と言うそうです。

グランドカバーには沢山の品種がありますが、地面を覆いつくし沢山の花を咲かせてくれるのは、芝桜だけだと思います。

地面いっぱいに広がった芝桜は、花のジュータンのようで鮮やかです。

また、育てるにも比較的手間がかからない初心者向けの植物です。

ここでは、そんな芝桜の育て方についてご紹介いたします。

 

芝桜を育てる

→グラランドカバーで人気のシバサクラおすすめの種類はこちら

 

芝桜を育てる年間スケジュール

芝桜をの育て方の工程表

芝桜は、基本的にほっといても横に広がって行きます。

肥料も他の植物に比べてあまり必要としません。

僕が思うことですが、育てる工程で1番大切なことは、芝桜の中に生える草を抜く作業が大事ではないかと思っています。

それでは、芝桜の育て方を工程表通りにご説明いたします。

芝桜の苗を植える

苗の植えの時期

芝桜の植え時期は、春と秋が適正時期になります。

植え替えも3月から4月と10月から11月に行いましょう。

植える場所と芝桜が好む場所

芝桜の良いところは、地面を覆うことで雑草を押えることですが、人が踏み付くような通り道には向きません。

芝は芝でも踏みつけには、非常に弱いので植える場所に注意が必要です。

植える場所に注意をしたところで、芝桜はどのような場所で良く育つのでしょうか?

①日当たりがいいところ

②水はけが良いところ(どちらかと言うと乾燥気味の場所)

③風通しが良いところ

以上3つが良く育つ場所の条件になります。

また、逆に苦手な場所は、湿気と蒸れるに弱いので、このような場所にはえないようにしましょう。


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苗を地植えで植える

芝桜にとって良く育つ条件は、水はけが良いことです。

植えたい場所が、水はけの悪い土壌であるのならば土の改良から始めます。

現状の土に鹿沼土と腐葉土をブレンドして、水はけを良くする工夫が必要です。

 

苗の植え付けは、ポットから取り出し固まっている根をほぐします。

根が絡まったままで植えてしまうと成長を妨げてしまいます。

植えた後、根が広げられるようにやさしくほぐしてから植えて行きましょう。

 

植え付けが終われば、苗の回りに土を戻し最後はたっぷり水を上げます。

芝桜を地植えで育てる場合の水やりは、この時に行うくらいで後は自然の雨などで十分です。

芝桜の開花時期

芝桜グランドカバーの開花

芝桜の花は4月から5月にかけて開花します。

芝桜は、冬でも枯れることなく緑でいてくれるありがたい植物ですが、やっぱり開花時期は、グランドカバーで育ててるというより、花が綺麗だから育ててたのだと確信するくらい鮮やかです。

芝桜を育てる

芝桜の刈込をする

芝桜の蒸れを対策で刈りこむ



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芝桜を刈込することは、あまり知られてない気がするのは僕だけでしょうか?!

梅雨の蒸れ、夏の湿度で枯れることを防ぐ対策で開花の終わった時期に一度刈込を行います。

刈込の仕方は、芝刈り機のバリカンを使って上部5㎝部分を一気に刈りこみます。

また、剪定ハサミをつかっても刈込可能です。

ばっさり刈りこんでも、またそこから芽が伸びてきますの安心して刈りこみを行いましょう。

芝桜の草取り作業

芝桜の草取り作業

『芝桜は、グランドカバーなので、草が生えてこなくて楽ちんだ!!』

と僕も思っていました。

しかし、色々あるグランドカバーの種類の中で芝桜は、まめに草取りが必要な植物です。

芝桜に生えた雑草をそのままにしておくと、芝桜が雑草に負けて草だらけになってしまいます。

ですので、大変でもまめに草取りをする必要があります。

植物が育つ4月から10月末までぐらいの時期は草取りを行いましょう。

残念ながら生えさせない工夫はありません。

あえて言えるなら、根っこまで上手く取り除くことが大事です。

そして、厄介なのは、草を抜き取っているつもりでも一緒に芝桜を抜いてしまうことがあります。

大変でも丁寧に行うことです。

グランドカバーなのにと思うこともありますが、必要不可欠な作業ですので根気よく頑張りましょう。

目土を入れて新しい根を育てる

芝桜の茎



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次に芝桜の育て方で行うのが、『目土』を行う作業です。

芝生の育て方でも良く聞く言葉ですが、芝桜も同様な作業を行います。

何故、芝桜に目土が必要かと言う疑問ですが、同じ場所でずっと育てて行くと、芝桜が老化して行き、茎がむき出しになって来ます。

見た目が中央付近で枯れたように見えます。

そうなったしまった芝桜を防ぐために目土を行います。

やり方は、むき出しになっている茎の部分に土で埋めるあげる作業です。

 

この作業を行うと埋めた場所から新しい芽が生まれ枯れたような芝桜を再生することが出来ます。

また、キメ細かい芝桜を育てる為の大事な作業です。

それと、目土を行う為の土の種類ですが、自分の庭にある土を使用してもOKですが、出来れば、何も入っていない無害な土を使うと良いと思います。

何故なら、土の中に雑草が混じり込んでいると、草が生える可能性があるからです。

僕は、芝生に使う目土の土を使っています。

芝桜の目土のやり方


目土でも芝桜が再生しない時の芝桜再生術はこちらから↓

枯れた芝桜の再生方法

→芝桜の根元が枯れる!芝桜を育てる為のメンテナンス術はこちら

 

芝桜に行う肥料のやり方

僕は、基本的に芝桜に肥料はあたえていません。

肥料をあたえなくても綺麗に毎年咲いてくれています。

あえて肥料を行うのであれば、開花後の5月に行います。

肥料の種類は、有機肥料でも化学肥料でもOKです。

ただし、窒素分の少ない肥料を選んで下さい。

花付が悪くなるため、良かれと思って肥料をあたえても逆効果にになりますので注意しましょう。

芝桜を増やす方法!さい芽と株分け

芝桜の増やし方

芝桜を増やすには、さし芽と株分けの2通りがあります。

時期は、春と秋の時期に行うのが一般的です。

さし芽を行う方法は、茎の5cmから10cmのところでカットし、そのまま土に差します。

その後、水を撒き根が張ってくれば成功です。

 

芝桜を株分けして植える

 

株分けは、茎と根を一緒に抜き取り、あらかた準備しておいた場所に植え替えます。

最後は、さし芽と同様に水を撒いて終了です。


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芝桜を育てる為のまとめ

僕にとって芝桜は、『庭に草を生やさない為のグランドカバー』です。

ただ、グランドカバーなのに芝桜の中から草が生えてきますが(笑)

芝桜とは、グランドカバーでありながら、草取りをするようと矛盾する植物だというのが僕の感想です。

 

それでも、春には桜の木に負けないくらい本当に綺麗な花を咲かせてくれます。

以上これが僕が育ててきた芝桜の内容です。

 

最後に芝桜の育て方のまとめです。

①日当たりが良い、水はけが良い、風通しが良いこと

②開花後に刈込をする

③草取りを定期的にする

以上が育てる基本です。

花の色の種類も色々ありますし、他の植物と比べても手間がかからないので、是非、好みの色を選んで育ててみてはどうでしょうか。

お奨めです!

グランドカバーで使うシバサクラ

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