シンボルツリーで自分らしさをだす
1:シンボルツリーとは
近年、よく耳にするようになった「シンボルツリー」。お宅を象徴する木のことです。お庭の中心となり、木陰は憩いの場に、花や実は季節を感じることができる家族の記念になります。大きめの木で、葉の美しい木や、実や花をつける木を選ぶと良いでしょう。高い木が植えられない場合は、低木で美しい木を選ぶことができます。
2:ガーデニングに使われる植栽の種類
シンボルツリーになる木
・オリーブ
1年通して緑や銀緑の葉をつける常緑樹です。近年シンボルツリーとして人気があります。
・レンギョウ
3月~4月に鮮やかな黄色い花を咲かせます。樹高は1.5m以上になる落葉樹です。日当たりの良い場所を好みます。
・ウツギ
別名ウノハナともいいます。5月~6月にピンクや白の花が咲きます。樹高1.5m以上です。育てやすい樹木です。
・サルスベリ
樹高10mほどまで育ちます。栽培は比較的簡単です。7月~10月にピンクや白の花が咲き見栄えがします。
生垣や目隠しに使える低木
・オタフクナンテン
樹高が低いので剪定がほとんどいりません。ナンテンとは違い実はつきません。冬には赤く紅葉します。
・斑入りアオキ
1年中葉が枯れない常緑樹です。寒さに強く、日があまりあたらない場所でも育ちます。
・マサキ
斑入りの園芸品種を選べば、洋風のお庭に合います。ゴールド系やシルバー系など葉色がさまざまなので、好みに合わせて選ぶことができます。
3:ガーデニングに植栽を使う目的
木を植えると見栄えがしますし、家の目隠しにもなります。ただし、あまり育ちすぎてうっそうとなると、防犯上よくないので、バランスを考えて植栽しましょう。
4:植栽を選ぶ時のポイント
どんな木を植えるかで、お庭の印象が変わります。和の雰囲気が強い庭木を植えれば和風なお庭になりますし、明るい葉色や斑入りの葉の庭木を植えれば明るい雰囲気のお庭になるでしょう。庭や家の雰囲気に合わせて庭木を選びましょう。また、どんな場所に植えるかによって選ぶ庭木が変わります。田舎の敷地が広いお宅なら、樹高が高い木や落葉樹を選ぶこともできます。都会でスペースが限られていたり、住宅が密集しているなら落ち葉の出ない常緑樹を選び、樹高の低い低木を選んだ方が良いでしょう。
5:植栽を育てるポイント
庭木と一言で言っても、種類、品種によって性質や育て方が異なります。植栽をする際に共通して言えるのは、根がしっかり張るように、植えつけ前に深く広く土を耕しておくことです。元肥を入れて、植えつけの1ヶ月くらい前から土を作っておきましょう。