地植えで育てる!クリスマスローズの育て方
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多年草の中で冬場に花を咲かせるクリスマスローズは人気植物です。
通常あれば春にかけて成長し、花を咲かせるのが一般的な多年草や一年草ですが、クリスマスローズはまったく逆の植物です。
冬に咲く植物は貴重でどことなく暗い冬のお庭を明るくしてくれます。
花言葉だって『私の不安を和らげて』また『心を慰めて』と言って、この花の特色通りって感じですね。
育てるにも初心者向きで比較的簡単に育てられる丈夫な植物です。
そんな多年草のクリスマスローズの育て方についてご説明いたします。
クリスマスローズを育てる年間スケジュール
クリスマスローズの年間スケジュールは表のような工程になります。
通常の植物は春から夏にかけて咲くものですが、『冬の貴婦人』とも呼ばれている人気のクリスマスローズは、冬に花が咲き、冬に植える冬の植物です。
我が家では、地植えでで育ててますが、手入と言えば肥料と剪定と言った簡単な作業です。
それと、同時に増やすにも冬場に行い株分けで増やして行きます。
クリスマスローズの植える場所と育つ場所
植えて育てる場所
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クリスマスローズを上手く育てる為の場所は以下の通りです。
①半日陰又は、直射日光が当たらないような場所
②水はけの良い土
③風通しが良い場所
この3つがクリスマスローズを育てる為のポイントになります。
後、寒さにも強いクリスマスローズですが、霜にあたるような場所は出来るだけ避けた方が良いでしょう。
因みに我が家は、軒下の半日陰で育てています。
植える用土について
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地植えで植える用土は、腐葉土と鹿沼土とそして基からそこにある土を混ぜ合わせます。
水はけが悪い場合は鹿沼土を大目に混ぜて下さい。
苗植えで植えた後は、たっぷり水やりを行って下さい。
肥料やりと時期
肥料の種類は、有機肥料を使用します。
時期は、秋から冬場にかけて行います。我が家では、10月のみの1回です。
また、植え付け時に行えばその年の肥料はそれだけでOKです。
クリスマスローズの開花
クリスマスローズ名の通り、開花の時期は、クリスマスの12月から春前までが花が咲く時期になります。
花持ちが良いので長く花を楽しむことが出来るのも長所ですね。
クリスマスローズの手入れ方法
花がら摘み作業
開花の花を楽しんだら花がらを摘みとります。これは、種に栄養が摂られてしまうことで、株に大きなダメージを与えるのを防ぐ為に行う作業です。
花もちが良い植物なので、ついつい花を摘み取らないままにしてしまうこともあります。
ただ、そのままにしてしまうと翌年に花が咲かないこともありますので注意しましょう。
古葉の剪定作業
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クリスマスローズの手入で大事な作業が古葉の剪定です。
時期は10月から11月頃に行います。
何故剪定が必要なのか。
古葉は病気にかかっていることもありますし、また、非常に硬く新しく生えた新芽を傷つけてしまうことがあるので、いらない葉は剪定してしまいます。
また、古葉を剪定することで、冬の少ない日光を根元へ当てる為にも大事な作業です。
剪定のポイントは、古葉の根元からカットするように行いましょう。
害虫と病気について
クリスマスローズの病気について
①黒点病
症状は、カビが原因で葉っぱに黒い点のような模様が発生します。進行が進むと葉が変色し葉が落ちてしまい酷くなると枯れてしまう病気です。
原因は、湿気や長雨が多い時期に黒点病の菌は発生し、土の中で菌が繁殖して、その菌が雨で跳ね返り葉っぱに細菌が感染し黒い点のようになります。
対策は、黒点病にかかって枯れた葉をそのままにしないことと、黒点病専用の薬を散布することが対策と予防です。
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②灰色カビ病
症状は、葉っぱに灰色のカビが発生します。
原因は、風通しが悪くなってしまったり湿度や長雨の時期に発生します。
対策は、枯れた葉や花などをそままにしないで、切り取って風通しを良くしておきましょう。
その他には、黒死病、立ち枯れ病、ベト病なども発生することがあります。
クリスマスローズの害虫について
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比較的害虫の被害が少ないクリスマスローズですが、あるとすればアブラムシ・ダニ・ヨトウムシの害を受けることがあります。
アブラムシは、春から夏にかけて発生しやすくなり、発生することでの問題は、ウイルス病を持ち込んで来ることです。
次にヨトウムシについてですが、葉っぱが食べられていれば、この害虫の仕業で間違いありません。
害虫で被害を予防、防止するためには『オルトラン粒剤』を株もとに撒いておくと対策が出来ます。
因みに我が家では、クリスマスローズが害虫で被害にあったことはありません。
バラとかに比べれば害虫の被害は少ないと思います。
株分けで増やす
クリスマスローズの増やし方は、株分けで増やします。
時期は、11月から2月の植え付けと同じ時に行います。
株分けの注意点は、何でもかんでも株分けすれば良いと言う訳ではありません。
少ない芽の株で苗を分けてしまうと枯れてしまうからです。
基準は7、8芽位ある大きな苗を株分けしましょう。
株分けの仕方は、ハサミをなどを使って株の切れ目に沿って、真っ二つに切れ込みを入れます。
分けた株は、植え付けの時と同様に地植えにするか鉢植えで育てるようにします。
クリスマスローズの育て方のまとめ
クリスマスローズを育てるには、初心者にとって手間のかからず丈夫で育てやすいおすすめ植物です。
また、多年草なので毎年花を咲かせてくれますし、1年中葉が緑で夏も冬もクリスマスローズがいるだけで花壇や庭が寂しくなりません。
それでは、冬に花を咲かせるクリスマスローズの育て方についてのまとめです。
半日陰又は、直射日光が当たらない水はけの良い場所で育てましょう。
肥料は、秋口に1度肥料を与えます。剪定は秋にに古葉を根元から切り落とし、開花した花は少し早めに摘み取ります。
病気は、枯れた葉や花を地面に枯れさせるのではなく綺麗に取り除き、風通しが良いようにしておきましょう。
以上がクリスマスローズを上手に育てるポイントです。
冬の貴婦人であるクリスマスローズを皆さんも育てて、冬に綺麗な花を咲かせてみましょう。
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