チューリップを球根から育てる手順
春の訪れとともに開花する植物は、なんと言ってもチューリップではないでしょうか!
春の代表的な花ですし、また、球根の植物の中でも1,2番目に有名な花だと思います。
そのチューリップを育てるには?
『植えとけば勝手に育つよ』
と思っている方も多いのではないですか?!
チューリップにもちゃんとした育て方があります。
ここでは、チューリップの球根の植え方や開花後の手入れまでの育て方について紹介いたします。
僕のような初心者におすすめな植物ですので、1年間、手間をかけてようやく春に開花する時の楽しみを感じて下さいね。
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チューリップの年間スケジュール
何もしないで毎年花を咲かす思われがちのチューリップですが、植えっぱなしだと翌年は、ひょろりょろとした茎のチューリップの花しか咲いてくれません。
そしていずれチューリップ自体が消滅して行きます。
そうならないように年間通して、開花後の手入れなど月々のスケジュール作業を行って毎年綺麗な花を咲かせましょう。
球根の選び方
球根の購入は、ホームセンターできます。
球根を選ぶにも良いものと悪いものがあります。
見極めて購入するようにして下さい。
また、選ぶ時は、どんな色や種類を頭に浮かべて購入します。
では球根の選び方です。
良い球根
①重くてずっしりしている
②ふっくらしている
駄目な球根
①傷がある
②軽くてスカスカ
このようなことをポイントとして球根を選びましょう。
チューリップの球根を植える
地植えでチューリップを育てる
土を掘起こし耕す
植付き時期:10月から11月
花壇でも、または、そうでない場所でも、地植えであれば一度土を掘り起こしします。
掘起こししたら土がサラサラになるまで耕します。
土が固まり易いのであれば、腐葉土などを混ぜて土を改良しましょう。
また、この工程時に肥料を撒いておきます。
球根を植える深さは、だいたい10cm位になるように掘っておきます。
球根の植え方
土の準備が出来たところで球根を植え付けます。
球根の植え付け方にはポイントがあります。
①球根の向きは一緒にすること。
チューリップの球根は平らな面とふっくらしている面があります。
これは、葉の生える向きを表します。生えてきた葉が重なってしまうと、葉っぱどうし重なってしまい、日光が当たらず成長を妨げてしまうからです。
だから、球根に向きを一緒にする必要があります。
②球根は先が尖った方が上になるように植えること。
尖った方が芽です。
③球根の植え付ける間隔は球根2個あけること。
開花した時の良い間隔になります。
その後、球根に土をかけて、たっぷり水やりを行ったら完了です。
地植えで水やりをするのは、最初で最後です。後は、自然の雨や雪で水やりは十分です。
そして、開花する春までの間、冬の寒い時期が球根を育てるには大事な時期です。
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チューリップが咲く時期
開花時期:4月から5月
この時を待っていたかのように一斉に開花します。
僕は、球根を色別に分けていませんので、咲いた時に初めてこの色なんだとわかります。
残念ですが、ここからは、チューリップの短所です。
開花の時期は春風が強く、せっかく咲いたチューリップは風ともに散ってしまうことが多いです。
そして、雨にも非常に弱く綺麗に咲いている時期が短いのが特徴です。
もちろん、自然災害がなければ2週間ほどは綺麗な状態で維持できます。
頑張って1年間育てた割にあっと言う間に散ってしまいます。
綺麗に咲いてるうちに挿し木にして花瓶に飾るか、思い思いの写真を撮っておくことにしましょう。
開花後のお手入方法
球根を育てる
摘み取り時期:4月末から5月上旬
開花後は、早速翌年の為の準備です。
いつまでの、開花しているよいんにひたっている訳に行きません。
ここからが、毎年同じ球根でチューリップを咲かせる為の大事な作業なのです。
開花後は、直ぐに葉を残して茎の途中で手やハサミで切り取ります。
これは、球根に栄養を蓄えさせる為に行う作業ですので、きっちりカットして球根に栄養を与えて下さい。
球根を掘り起こす
掘起こし時期:6月頃
茎を切ってそのままにしていると徐々に葉が枯れ始めます。
枯れた時期が、掘起こしのタイミングです。
十分球根に栄養を与え終えたので、土から球根を掘り上げます。
注意としては、道具をスコップで掘り上げる時、球根に傷を付けないようにしましょう。
また、幾つもの繋がった球根があれば、分けるようにして下さい。
球根の保管方法
保管時期:6月末から9月末(植え付け時期まで)
掘り起こした球根は、かごやネットなどに入れて保管します。
保管で1番大事なのは、屋内の中で風通しが良い日陰で保管することです。
失敗談での話ですが、日陰でなく日が当たるところで保管してしまった為、球根がしぼんでシワシワになってしまったことを聞きいたことがあります。
保管場所には注意して下さい。
チューリップの植え方を変えてデザインする
ただ単にチューリップを植えて春の感じるだけでもいいですが、もっと色々な植物と組み合わせをしてみたり、植え方を変えるだけでもチューリップを素敵にするお庭に出来ます。
例えば
- ムスカリのブルーとチューリップの赤を組み合わせる。
- パンジーとビオラの下にチューリップを秋口に植えといて春を迎える
- 通路の左右にチューリップを植えておく
こんな感じでデザインを工夫するだけで、チューリップを植えることがもっと楽しくなりますし、春になって咲いた時に想像した以上の咲き方をするとうれしさが倍増します。
チューリップは、1度購入してきちんと手入を行えば、非常に育て易く簡単に増やして行くことが出来る植物です。
皆さんも是非育ててみて下さい。
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