ユリを球根から育てる手順
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球根の仲間で夏に花を咲かすユリは、人気の植物です。
人気の理由として、丈夫で育てやすいことや、色の種類も、白、黄色、ピンクなど綺麗な物を選べることも育ててみたいと思うわせる理由ではないでしょうか。
今回、僕がここでご紹介するユリの品種は、『テッポウユ』と言う花です。
そんな夏の主役、宿根草のユリを上手に育てて行きましょう。
ユリを育てる為の年間スケジュール
テッポウユリの年間スケジュールは、表のような工程になります。
ユリの種類によって開花、肥料時期なども変わりますので、球根を購入する時は、種類を確認して育てることをお奨めします。
また、年間工程表の中で大事な作業が2つあります。
まず1つ目が。
開花後の剪定、または花柄を摘むことです。
理由は、早めに花を剪定して、種を作らせないようにする為です。
もし、剪定しないままにしてしまうと、球根を太らせることが出来ず、来年ユリを咲かすことが出来なってしまうからです。
剪定し球根に栄養を蓄えさせることは大事な作業になります。
それと、毎年球根を掘り上げるのではなく、2年~3年に1度掘り起こして、違う場所に植えつけることも、作業の工程として大事なことになります。
このような内容をふまえて、ユリの育て方についてご説明させてい頂きます。
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ユリの植える場所と育つ場所
ユリを上手く育てる為には、植える場所が大事です。
①日当たりが良い事
②水はけの良い土
この2点がユリが好む場所になります。
ただ、ユリによっては半日陰の方が上手く育つ品種もありますので注意して下さい。
日当が好きなユリ | テッポウユリ、スカシユリ、ハイブリッドなど |
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半日陰が好きなユリ | ヤマユリ、ササユリ、カサブランカなど |
ユリの開花
テッポウユリの開花は、地域の気温によりかわりますが、一般的に6月中です。
我が家のユリは、今年で2年目になりますが、昨年より多くの蕾と花を咲かせてくれました。
これも、1年間ユリを育て方がうまく行ったのだと思っています。
開花後の育て方
開花後は、来年の為の準備作業に入ります。
前文でもお話ししましたが、球根を育てることを始めます。
ユリの球根は、開花にかなりの栄養を費やします。
来年、ユリの花を咲かせるには、球根を太らせることが必要になります。
花が咲いた後は、直ちに花柄を摘みとりましょう。
剪定のポイントは、子房下の茎部をカットするか、手で摘み取る方法が良いです。
そして、出来る限り葉を残すことで、沢山光合成をさせ球根に栄養を蓄えさせます。
我が家で剪定しているユリの写真ですが、もっと花が咲いてる状態で剪定して下さい。
ユリの肥料やりの時期と方法
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ユリの肥料やりの時期は、剪定した月に行います。
この時期に肥料を行い球根に十分に栄養を与え太らせます。
肥料の種類は、有機肥料を使います。
肥料のやり方は、ユリのまわりを少し掘り起こし、掘った場所に有機肥料の油かすを撒き、その上に土を戻します。
最後にたっぷり水をあげます。
ユリの水やりは、地植えでは年間通して、肥料を行う時と植え替えした時くらいで、後は自然の雨などで十分です。
ユリの植える時期と植え替え時期
ユリの植える時期と植え替え時期は、秋口で具体的な月で言うと工程表で紹介した10月末頃に行います。
植え替え方法は、まず残っている茎を根元から切り落としし、その後、球根を掘り起こします。
ここで注意とポイントです。
ユリの球根は、外皮が無いことで乾燥に非常に弱いです。
その為、掘起こしたら直ぐに植え替えられるように植える場所の土壌を改良して準備しておきましょう。
もし、植え替えが出来ない場合は、乾燥を防ぐ為の資材を使用して保管します。
一般的には、バーミキュライトと言う物を湿らせて、保管することが良いと思います。
ビニール袋にバーミキュライトを入れて、冷暗所に保管します。
バーミキュライトの購入は、ホームセンターでもネットでも購入出来ます。
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球根の植え方
ユリの球根を植える前に球根の特色についてご説明致します。
それは、下根と上根が存在します。
それぞれにちゃんと役割があります。
上根は栄養をとる役目として、下根は、ユリ自体を支える役目をします。
そして、ここで植える為のポイントです。
ユリの球根を植える時は、深く掘って植えることが大事になります。
目安として球根の3倍以上は掘り下げます。
何故深く無くては行けないのでしょうか?
ユリは、背の高い植物なので浅く植えてしまうとユリが倒れてしまうからです。
球根の上根で栄養を取るので、栄養を取るには深くないと上値から栄養が摂ることが出来ないからです。
また、球根を並べて植える時も球根の大きさの3倍くらいは離して植えるようにします。
ユリを育てて花を咲かすことでのまとめ
如何でしたか?
植える場所を間違えなければ、手間もかからない植物ですよね。
球根の特色をわかっていれば、誰にでも育てやすい夏に咲く宿根草です。
それでは、最後に育てる為のポイントです。
①日当たりと水はけが良い事
②開花後は早めに花柄を摘む事
③植え替える場合は、掘り上げた日に植える事
④植える場合は深く掘って植える事
以上がポイントです。
我が家には、まだ白色のユリしかありませんが、今後、黄色やピンクなども植えようと思っています。
春に咲く植物は沢山ありますが、夏に咲く花は貴重です。
これからユリを育てられることを考えてらっしゃる皆さんには、是非育ててもらいたい宿根草の植物です。
試してみて下さいね。
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