多肉植物は育てるのも簡単ですが、株を増やしていくことも難しくありません。
気に入った種類を増やしたり、大きな鉢や小さな鉢などお部屋の広さやイメージに合わせていくつも置くことができます。
多肉植物の増やし方
観葉植物を増やすというと難しいテクニックが必要な場合が多いのですが、観葉植物と違って多肉植物は初心者でも簡単に増やすことができます。
増やし方は大きく分類して葉挿し、挿し木、株分けの3通りがあります。最初に買うときにお店の人にどの方法で増やすのがベストか確認すると間違いないですね。
また、増やし方によっては季節を選ぶことで失敗するリスクを抑えられます。増やす際には、切り口から病原菌などが入り込むリスクがあります。葉や茎を切った場合には十分に乾燥させてから土に植えるといいですよ^^
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葉挿しで増やすやり方
多肉植物の中でも最も簡単に挑戦できるのが葉挿しの方法です。これはガステリアやエケベリア、パキフィッツムなど葉をたくさんつける品種にピッタリの増やし方ですね。
- 葉を付け根部分から手でもぎ取り、明るめの日陰で1週間ほど切り口を乾燥させる
- 切り口が乾燥したら赤玉土の上に寝かせる
- さらに半月から1ヶ月程度すると根が出るのでその後土に差してあげればOK
葉挿しをする場合、切り口から病原菌が入り込みやすい夏の季節はあまり適していません。また一般的に植物の成長がストップする冬もなかなか根が生えてこなかったり新芽が出にくいなど適していません。
春か秋の天気のいい季節を選んで増やしてあげれば失敗しにくいです。
挿し木で増やすやり方
アエオニウムやセダム、クラッスラなど茎が立ち上がっている木立性の多肉植物におすすめなのは挿し木による増やし方です。
- 枝を根元部分からはさみでカット
- カットした部分に近い葉は手でむしり取っておく
- 1週間程度日陰で切り口を乾燥する
だけという簡単な方法です。
カットした部分から2週間ほどすると根が生えてきます。根が生えてきたらあらかじめ準備した多肉植物用の土にそれを植えてあげれば、そこから新芽なども出てきて上手に増やすことができます。
また、カットされた株からも新芽が出てくるので切りすぎるかな?などとドキドキするかもしれませんが心配ありません。もとの株はカットした面から新芽が出てくるのではなく、その周囲から複数の新芽が出てくる種類の多肉植物が多いようです。
株分けで増やすやり方
多肉植物の中には、アロエやセダム、アガペなどのように株そのものがどんどん増えるタイプがあります。
その場合には増えた株ごと植え替えるだけで増やすことができます。
株が増えて鉢の中がいっぱいになってきたら、植え替えたい株を掴み、周囲の値をゆっくりと掘り出していきます。
あまり深く掘る必要はなく、数センチの根を株と一緒に掘り出すことができればOKです。それをあらかじめ準備した多肉植物用の土に入れてあげると、根が広がります。
増やしたいときには一番楽ですが、株が勝手にどんどん増えてしまい、どんどん大きくなってしまうので増やしたくないのに増えてしまうのが玉にキズですね(笑)
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