多肉植物はほんとに手がかからずに楽に育てられる植物です。

一般的には植木鉢に多肉植物用の土を入れて育てますが、きれいなグラスに水を入れて育てることもできます。夏はとても涼しげでおすすめです。

もちろん根腐れや水の腐敗など注意する点が増えますが、普通の多肉植物の育て方に慣れてきたらちょっと変わった水耕栽培方法もおすすめですよ♪

 

水耕栽培とは

水耕栽培というのは、土を使わずに水だけを使って植物を栽培するという方法で、生育環境を選ばない植物なら失敗するリスクも低く初心者でも簡単に水耕栽培を楽しむことができます。

土の中で実が大きく成長するような根菜では水耕栽培は難しいのですが、多肉植物のように根は水分を吸収するという役割のみをしている植物の場合には、水耕栽培でも十分に育てることができます。常に水に浸かっている状態なので、水やりの手間を省けるというメリットも期待できます。

 

水耕栽培向きの多肉植物

乾燥した環境を好む多肉植物は、水のやりすぎによって根腐れを起こすなどトラブルが起こりやすいという特徴があります。

しかし水耕栽培の場合には常に根は水に浸っている状態ですが、植物が必要な量だけを根が吸いとるので、水のやりすぎて根腐れする心配がありません。基本的にどんな種類の多肉植物でも水耕栽培をすることは可能ですが、植物本体が水についてしまうのはNGなので植物の形などからその点だけは注意したほうが良いでしょう。

 

水耕栽培で多肉植物を育てる時に用意するもの

水耕栽培をする際に用意するものは、鉢に入っている多肉植物、それに水耕栽培をするための容器と肥料、そして水だけです。

もちろん水道の水だけでもある程度の期間は育ちますが、元気な状態を長期間維持するために水耕栽培用の肥料も使ったほうが良いでしょう。水耕栽培法で育てる場合には植物本体が水についてしまってはダメなので、容器の形によってはストレイナーのように本体ではなく根だけが水に浸かるようなアイテムを使うのもおすすめです。

 

水耕栽培で育てる方法と注意点

水耕栽培で多肉植物を育てる場合には、まず土から植物を取り出し、根についている土などをしっかりと洗い落とします。そのままいきなり水につけても枯れてしまうだけなので、まずは3日程度値を乾燥させることによって、水耕栽培に適した根を作ることができます。株分けなどでカットした株を水耕栽培にする場合には、切り口がシッカリ乾いてから水につけてあげましょう。シッカリ乾いていない状態で水につけてしまうと、そこから病原菌が入り込んで枯れてしまう原因になることがあります。

また、根はそれほど長く伸びている必要はないので短めにカットして問題ありませんが、容器に入れた時に根が全部水に浸かってしまうと窒息してしまうのでNGです。できるだけ根の上の部分は水の外に出ているように水量は調整してあげると良いですよ^^