放っておくと勝手に育ってくれる多肉植物ですが、健康的にしっかりと育ってくれているとインテリアとしても見栄えが良くなります。
植え替えをすると健康な部分だけ残すこともできるし、その後の生育も良くって見違えるのでおすすめです。

植え替えの目的と効果

多肉植物を元気な状態で育て続けるためには定期的な植え替えが必要です。

植え替えの際には、長く伸びすぎている根や変色している部分を全てカットしてあげると同時に、土に栄養補給をしたり鉢の中の環境を見直すことによって元気に育ちやすい環境づくりができます。植え替えは一言でいうなら多肉植物のメンテナンス作業と言えるかもしれませんね^^

 

植え替えの時期

植物の植え替えはその植物がいつ旬を迎えるかによって異なります。

夏に旬を迎える植物ならその前に、冬に旬を迎える植物なら冬前に行うのがベストです。

多肉植物の場合室内栽培が多いですし、花をつけない品種も多いため特に季節や時期を選ぶ必要はありませんが、寒すぎる時期や暑すぎる時期、また湿度が高くジメジメした梅雨の時期などは避けたほうが良いでしょう。

できるだけ天気が良くて空気が乾燥気味の時期が植え替えにとっては理想的です。

 

植え替え方法

多肉植物の植え替え方法は、まず鉢から植物を取り出し長い根や色が変色している根などをカットして根の状態をきれいに整えてあげることから始めましょう。

鉢の底には専用のネットを敷いてから赤玉土や大粒の軽石、もしくは発砲スチロールなどを入れて水はけを調整することも大切です。

鉢の下までずっと土だと、多肉植物の場合には根腐れする原因になってしまいます。

新しい鉢に植物を土を入れたら、箸などを使って土を少し柔らかくほぐしてあげるといいですよ。そうすることで周囲の新しい土と根がなじみやすくなります。

 

植え替えるときの注意点

多肉植物を植え替える際には、鉢や土の選び方も大切です。また、根をカットしてあげるとか鉢の下に水はけをコントロールしてくれる赤玉土などを入れるなどの工夫も必要です。

一般的に多肉植物は乾燥している環境を好みます。そのため通気性が良い土を選んだほうが育てやすくなりますが、常時エアコンが付いているなど乾燥しすぎるような環境の場合には、保水性が高い土を混ぜてあげるといいですよ♪

また、室内栽培が基本の多肉植物は、部屋のインテリアとして育てたいという人もたくさんいます。

プラスチック製の鉢は保水性が高いですし、多種多様なサイズやデザイン、カラーラインナップがあるので部屋の雰囲気に合わせた鉢を選ぶとイメージ通りのお部屋のインテリアになりやすいです。

植え替えの時はデザインだけでなく、多肉植物の大きさに合ったサイズの鉢を選ぶことももちろん大切です。上から見て葉っぱのふた回り大きな鉢にするとそのあとすぐに植え替える必要もなく、株もよく育ちますね。鉢が株に対して大きすぎたり小さすぎたりするのは枯れてしまう原因となるので注意しましょう。