グランドカバーで雑草対策
1:グランドカバーとは
グランドカバーは、ground(地面)をcover(覆う)するものです。地面に植物を敷き詰めて、絨毯のようにカバーします。草丈が低い、ほふく性の植物がグランドカバーに向いています。
2:ガーデニングに使われるグランドカバーの種類
グランドカバーに使われる植物をグランドカバープランツといいます。以下は代表的なグランドカバープランツです。
・芝生
グランドカバーの代表といえばやはり芝生でしょう。踏み圧に強く、手入れが楽です。寒さには弱いので北海道などの寒冷地には向きません。
・クラピア
イワダレソウの品種改良植物です。緑の絨毯のようで見栄えがよく、挿し芽や株分けで増やしていけます。踏んだ感触が柔らかいので、お子さんが裸足でお庭を駆けまわることができます。管理が楽ですし、踏み圧に強いので、今後、芝生に替わるグランドカバーになっていくでしょう。
・アジュガ
小型の品種をグランドカバーとして用います。匍匐性なのでカーペットのように広がっていきます。根が浅いので乾燥には弱いのですが、日陰でも育つので、シェードガーデン(日陰になる部分)に向いています。4月~6月にピンクや青紫の花が咲きます。非常に育てやすい植物です。
・リュウノヒゲ
冬でも茶色くならない常緑草なのでグランドカバー向きです。寒さに強く、丈夫で管理が楽です。ただし、踏み圧には弱いので、あまり人が通らない場所に植えつけましょう。7月~8月に白や薄紫の花が咲きます。
・クローバー
葉が柔らかく、ほとんど手がかかりません。4月~5月に白い花を咲かせます。日当たりの良い場所を好みます。割と踏み圧に強いのでグランドカバーに適しています。
・タイム
ハーブは虫や乾燥に強いので、グランドカバー向きの植物です。踏むと良い香りがします。5月~7月に白い花が咲きます。挿し木で増やすことができます。
・芝桜
開花する4月には非常に鮮やかに咲きます。地面を覆うこの時期は、桜のジュータンのようで本当に綺麗です。多年草で横にどんどん増えて行きますのし、開花が終わった後もしっかり雑草を抑制してくれます。
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3:グランドカバーの育て方の基本
それぞれの植物によって、性質が異なります。日当たりの良い場所を好む植物もあれば、直射日光を嫌い日陰でよく育つ植物もあります。それぞれの特性にあった育て方をしましょう。一般的に、グランドカバーに用いられる植物は繁殖力が強い種類が多いので、必要に応じて剪定や刈り込みを行い、隣家の敷地を侵食しないように気をつけましょう。ほとんどのグランドカバープランツは、真夏いがい水やりの必要はありません。
4:ガーデニングにグランドカバーを使う目的
雑草が生えるのを防ぎ、見栄えがよくなるのがグランドカバーのメリットです。また、土の乾燥や泥の流出やはね返りを防ぐこともできます。
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